DNSを移転
こんにちは。
前回の記事で仮想サーバーのDISK障害を書きましたが、そのサーバーでホストしている仮想マシンの中にDNSサーバーが含まれていました。なぜか、その仮想マシンはホストマシンのDISKに障害があるにも関わらず、停止することもなく現在も動作しています。これはこれで面白いですが、早くDNSサーバーを移転しないと痛い目にあいます。
以前にもDNSサーバーが停止したことがあり、その時の顛末は以下です。
『続けるべきか、やめるべきか』
今時はドメイン管理事業者のDNSを使うのが手っ取り早いのですが、10ほどあるゾーンをGUIを使ってチマチマ移行するには時間がかかりますので、オーソドックスにLinuxで構築してゾーンをまとめてコピーすることにします。ではどのサーバーを使うか。DNSはダウンすると影響が大きいので、自社サーバーではなくOCNのクラウドエヌを利用することにしました。
プランは一番小さいプランで 1CPU、0.5GBメモリ、15GBルートディスク+40GB増設、CentOS6.5で、料金は月額918円です。桁が一桁間違いではないかと思ってしまいますが、このくらいだと抵抗がありません。
すぐ使えて、やり直しが容易なので、やはり使い勝手がいいです。0.5GBのメモリというのがすごいですが、DNS動かすだけなら問題ないと思います。
DNSサーバーの移転なので、CentOSにBINDをインストールしてコンフィグとゾーンをコピーするだけですが、DNSのインストールなどは何回もやらないので、忘れていたり勘違いしたり。これがなんだかんだで1日仕事です。
特に紛らわしいのはchrootで、実際のインストールディレクトリとBIND上でのディレクトリが微妙に違うので混乱します。また、BINDもバージョンが上がって、chrootの関係で何をして、何をしなくていいのかよくわらからず、えらい時間がかかってしました。
最終的になんでうまく行ったのかよくわからないが(たぶんゾーンファイルのパスを勘違いしていただけだと思いますが)、無事移行ができました。最後にDNS上のDNSサーバー自体のIPアドレスの変更、セカンダリーDNSの転送とMasterの設定変更、ドメイン管理事業者のDNSサーバーの登録変更を実施して完了です。
DNSはしくみも複雑で関係する箇所が多いので、1日でできるのは相当知識と経験がないと難しいと思います(自画自賛!?)。
では。