フレッツ光コラボ
通信関係の仕事をしていると、東西NTTとのやりとりは定番です。
NTT関係の顧客案件の手続きは116ではなく、NTTのビジネスコンタクトセンターとやり取りをします。
どちらかというと業者向けの窓口ですが、とてもよく対応してもらえます。こちらも要領はわかっているので、お互いに「話が早い」からだとは思いますが。
私は、回線とプロバイダーはなるべく別々に契約するように提案します。
インターネット接続には回線サービスとプロバイダーサービスが必要ですが、これをセットで提供するサービスがあります。
代表的なものは USEN がそうです。最近では Nuro もそうです。
NTTのフレッツ光は、回線とプロバイダーが別々のサービスが基本です。これは東西NTTがサービスを独占しないように、NTTは回線だけ提供可能として、回線とは別にプロバイダーを選択できるようにしたためでしょう。
ここ数年、フレッツ光コラボレーションいう制度が広がっています。
これは、プロバイダー事業者などNTT本体以外がプロバイダーサービスと回線(フレッツ光)をセットで提供するフレッツの販売形態です。
回線はNTTが独占状態だったので、それを解消するためにできたのだと思います。ひかり電話も対象となります。契約、サポート、料金回収など一切をプロバイダー事業者が行います。
ドコモ光、AU光、プラチナ光、i Smartひかり、などなど、それぞれ名前を付けて販売していますが、みなフレッツ光コラボです。
このフレッツ光コラボですが、結構問題があると思います。私が何社か対応してにて共通的に感じたことは以下です。
- 料金が安いという触れ込みですが、当社が切り替えた時は1割安くなるかどうか(嘘ではないが)
- 回線とセットなので、プロバイダーの変更ができない(普通の人は関係ないかな?)
- サポート担当がサービスに熟知していない。
- NTT契約からコラボに切り替えた後は、NTT直契約に戻せない→大変問題だと思う!
(コラボ切り替え時にそういうことを言わないのが問題、対応が悪いのが分かっているので、まるでNTTに契約を戻されるのを阻止しているような感じです、個人の勝手な想定です。)
などなど。
今日もNTTのビジネスコンタクトセンターさんと大変気持ちよくお仕事ができたので、かえって印象が強いコラボを思い出しました。
では。
DNSを移転
こんにちは。
前回の記事で仮想サーバーのDISK障害を書きましたが、そのサーバーでホストしている仮想マシンの中にDNSサーバーが含まれていました。なぜか、その仮想マシンはホストマシンのDISKに障害があるにも関わらず、停止することもなく現在も動作しています。これはこれで面白いですが、早くDNSサーバーを移転しないと痛い目にあいます。
以前にもDNSサーバーが停止したことがあり、その時の顛末は以下です。
『続けるべきか、やめるべきか』
今時はドメイン管理事業者のDNSを使うのが手っ取り早いのですが、10ほどあるゾーンをGUIを使ってチマチマ移行するには時間がかかりますので、オーソドックスにLinuxで構築してゾーンをまとめてコピーすることにします。ではどのサーバーを使うか。DNSはダウンすると影響が大きいので、自社サーバーではなくOCNのクラウドエヌを利用することにしました。
プランは一番小さいプランで 1CPU、0.5GBメモリ、15GBルートディスク+40GB増設、CentOS6.5で、料金は月額918円です。桁が一桁間違いではないかと思ってしまいますが、このくらいだと抵抗がありません。
すぐ使えて、やり直しが容易なので、やはり使い勝手がいいです。0.5GBのメモリというのがすごいですが、DNS動かすだけなら問題ないと思います。
DNSサーバーの移転なので、CentOSにBINDをインストールしてコンフィグとゾーンをコピーするだけですが、DNSのインストールなどは何回もやらないので、忘れていたり勘違いしたり。これがなんだかんだで1日仕事です。
特に紛らわしいのはchrootで、実際のインストールディレクトリとBIND上でのディレクトリが微妙に違うので混乱します。また、BINDもバージョンが上がって、chrootの関係で何をして、何をしなくていいのかよくわらからず、えらい時間がかかってしました。
最終的になんでうまく行ったのかよくわからないが(たぶんゾーンファイルのパスを勘違いしていただけだと思いますが)、無事移行ができました。最後にDNS上のDNSサーバー自体のIPアドレスの変更、セカンダリーDNSの転送とMasterの設定変更、ドメイン管理事業者のDNSサーバーの登録変更を実施して完了です。
DNSはしくみも複雑で関係する箇所が多いので、1日でできるのは相当知識と経験がないと難しいと思います(自画自賛!?)。
では。