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3年ぶりの引越し

今日のタイトルは「3年ぶりの引越し」ですが、事務所や自宅の引越しではなくPCの引越しの話です。

先週はお客様の約30台のPCの入れ替え作業でした。このお客様は3年前にPCの買い替えをしましたが、その時も機種選定をはじめ、一切のお世話をさせていただきました。そして、今回は3年ぶりに全台買い替えとなり、デスクトップ環境やメールの引越しとなりました。

3年前はWin7からWin7の移行でしたが、それまで利用していたPCの性能があまりよくなかったこともあり、メールデータもそれほど大きくありませんでした。よって、その時はPCの基本設定だけしてPCを配布し、メールデータなどはファイルサーバー経由で各自にやっていただきました。

今回はWin7からWin8への移行です。この3年間で更にPCの性能がよくなり、扱うデータも飛躍的に増えました。軒並みメールデータは1Gを超えて、5~6GBも当たり前です。更に写真などのイメージデータやスキャンデータなども含めると、多い人で30GB程度のデータ量があります。

純粋なデータで30GBというと、システムなども入れるとHDDの消費量は100GBくらいだと思われますが、映像やデザイン関係でもなければ、ビジネス用途ではこれでも多い方ではないでしょうか。いずれにしても普通は小一時間で終わるデータ量ではありません。

作業は二人がかりです。一人が初期設定と基本設定を担当し、もう一人が旧PCからデータのコピーを担当します。新しいPCはSSD搭載、オフィスのインストールは仮想メディアなので、初期設定と基本設定はオフィスのインストールを入れても全行程40分ほどです。フルタイムではなくとも、1日8~10台は可能です。

問題は個人データの移行です。大きいもので30GBあります。これをどのようにコピーするかです。媒体経由だと一度保存して、それをまたコピーしなければなりませんので往復の時間がかかりますから効率的ではありません。

HDDを取り外してUSBデバイスとして読み込むことも考えられますが、新しいPCは分解しないとSSDが取り外せないので、旧PC→新PCの場合でしかこの方法は使えません。近い将来に新PC→新PCの移行が必要となった時にはこの方法は使えないので、場当たり的な感じがします。(結果的にはこの予想は当たりました)。

結局どうしたかというと、ソースネクスト社の「おまかせ引越し」というソフトを使いました。いわゆる「引越しソフト」です。あまりプロらしくないのですが、これが一番簡単でした。と言っても、手順を整理し確認するために事前に5回実施しました。この辺りが仕事かそうでないかの違いです。

PC2台をLANケーブルで直結して、送り側と受け側でソフトを起動して、あとはコピーするデータを選択して実行するだけです。30GBのデータコピーでも前後の作業入れても約1時間程度です。2台並行で処理すると、トラブルがあったとしても1日5~6台はできそうです。

ネットワークは新旧PCともギガビット、旧PCはHDD、新PCはSSDです。この場合、機械的なボトルネックは何だと思いますか?

なんと、旧PCのHDDの読み込みです。なんとも恐ろしい時代になったものです。まさかHDDの読み込みがボトルネックになる時代が来るとは、3年前には想像もできませんでした(何年かごとに○○は想像できなかった、と言っているような気がする)

30台もあると、1台くらいは不調なPCがあるもので、新PC→新PCのケースもありました。この場合はSSD→ギガビットLAN→SSDなので、すごく早いです。感覚的に半分の時間で済みます。

確か3年前も二人がかりで1週間の作業でした。PCの性能もよくなったがデータ量も増えて、工数は変わらずという感じです。

今回は30台一気にWin8でのリリースです。サポートするのは自分ですから、勧めた自分も結構チャレンジャーだなと思いますが、やはり新しいテクノロジーはどんどん使っていかないと新しい発想も浮かびません。とはいえ、あまり多くの問題に遭遇しなければと心配の毎日です。

ところで、今日書いた内容でクラウドの話は一切出てできませんでした。実は、このお客様は以前に「フリーのクラウドサービスはやめた方がいい」と助言したところ、なぜかクラウドとウェブメールは危ないということになってしまって、クラウドが全然利用されていません。

今回も、メールがクラウドだったら、ストレージがクラウドで自動同期だったら、もっと移行も楽だろうと思いましたが、それぞれ企業のポリシーがあるので仕方ないところです。

キッティングの専門業者であればもっと効率的な方法もあるかもしれませんが、PC30台というと台数的に意外と中途半端で、何をやっても総工数は変わらないと思います。逆に、エンドユーザー自らが社内で移行作業する台数としては現実的な台数だと思いますので、今後のご参考になればと思います。

※本記事はメールマガジン『インスクエア ビジネスニュース』に寄稿しました。

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