メモリの規格
Windows7のRC版の評価をしなければと思いながら後回しにしているうちに発売が近くなってしまったのでようやく着手。評価にPCを1台使うのはもったいないので、VirttualPCでインストールすることにしました。しかし、手持ちPCのメモリが1GBなので2GBほど追加しよう思いメモリを購入することにしました。いつもはあまり気にもせず仕様を調べて合いそうなものを購入しますが、割と古いPCを扱うことが多いので、メモリの仕様にはいつも混乱させられます。備忘録として整理してみました。
今回のPC
DELL Optiplex GX280
ユーザズガイドに書かれているメモリの仕様
[タイプ]400 および 533 MHz DDR2 SDRAM
[メモリ容量]128 MB、256 MB、512 MB または 1 GB非 ECC
[最大搭載]メモリ4 GB
最初から装着されていたメモリ
ラベルは『DDR2 SDRAM PC3200』となっていました。
512MBが2枚で1GB搭載されています。
全部で4つのメモリスロットがあるので空きは2つです。
今回増設したメモリ
DIMM PC2-4200(DDR2-533) 1GB 2枚を増設。合計3GBです。
メモリの仕様には概ね以下の項目が規定されています。
メモリの種類
現代PCのメモリの主流はDRAMです。
『400MHz 及び 533MHz』 クロック数、動作周期(データ転送のタイミング)
『DRAM』というのはDynamic Random Access Memory
『SDRAM』といのSynchronous DRAM(同期するDRAM)
『DDR2』というのはDouble Data Rateの略、最後の”2″はDDRの2倍のデータ転送量という意味
省略せずに書くとDouble Data Rate 2 Synchronous Dynamic Random Access Memory ということになります(普通はこのようには呼びませんのでシャレです)。
ひとくくりに『DDR2 SDRAM』で、DRAMの種類のひとつですが、DRAMにはDDR2 SDRAMを含めて以下の種類があるようです。
FP DRAM
EDO DRAM
SDRAM
DR DRAM
DDR SDRAM
DDR2 SDRAM
メモリモジュール
メモリモジュールとはPCに装着する細長いメモリの板のことです。
最近はDIMM(Dual Inline Memory Module)という規格のものが主流です。
先に説明したDDR SDRAMのDIMMはPCの装着口のピンが片面92本(両面で184本)あります。
メモリモジュールにはDIMMを含め以下の種類があるようです。
DIMM
SIMM
RIMM
SIMMとRIMMは現在ではほとんど流通していないようです。
ECC(Error Check and Correct memory)
データ読み込み時、データが正しいかどうかをチェックする、DIMMに組み込まれているチップのこと。ECC有りとか無しという言い方をします。
データ転送速度
PC2700、PC3200、PC2-4800などの表記があるものです。
モジュールあたりのデータ伝送速度。数字の単位はMB/秒。
「PC」や「PC2」の意味がわかりませんが、DDRと対応しているようです。
DDR・・・PC
DDR2・・・PC2
同じ仕様でも動作しないメモリもあるので、最初から装着されていたメモリと同じ規格のメモリ(DIMM DDR2 SDRAM PC3200)を買おうと思いショップで価格表を探したところ見つからない。PC2-3200というのはあるのですが、PC3200と同じものかどうかわからない。そこで店員さんに聞いたところ、DDR2 SDRAM PC3200は規格としてはあるがポピュラーではないので取り扱っていないということでした。
クロック数で適合するものはPC2-4200(DDR2-533)が該当したが、PC3200と混在できるのかどうかわからない。店員さんいわく「混在はできないんじゃないですか」とのことでした。最悪、最初から装着されていた512×2を捨てればいいかと思い購入しました。そうは言っても全く動作しなかったら悲しいので、動作保険を(1枚あたり200円)をつけました。
事務所に戻って早速装着したらあっさり動作しました。Windowsでも3GBと認識しています。
参考書籍は以下です。
この本にはPCのハードウェアについてすごく詳しく、しかもわかりやくす書かれています。いつも有り難く利用させていただいていま。調べ事はもちろん読み物としても楽しめると思います。(手持ちの版は2005版です)
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