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今週の日経産業新聞より(2009.10.10)

 2009/10/5(月)から10/9(金)の日経産業新聞から気になる記事をあげてみました。ITを関連に中心に趣味的なものも交えて、主観でコメントしました。なお、著作権はすべて新聞社にあります。

ネット機能TV、チャンネルにサイト設定、「楽天市場」で19インチ販売。

 楽天は11月上旬、仮想商店街「楽天市場」がチャンネルに標準設定されたインターネット機能付きテレビを楽天市場で発売する。テレビ視聴のほか、リモコン操作だけでテレビ画面でウェブサイトを閲覧できるのが特徴。パソコンや携帯電話のサイトに不慣れな高齢者らがネット通販を始めるきっかけになるとみて、販売を強化する。
 テレビは「ROBRO―TV」。オリオン電機(福井県越前市)が製造、ドウシシャ(大阪市)が販売する。ソフトウエア開発のカデンザ(東京・千代田)と3社で共同開発した。19インチで価格は6万9800円。
 1~12チャンネルでテレビを視聴できる。13チャンネルは「Yahoo!ジャパン」、16チャンネルは楽天市場、29チャンネルに「アマゾン」など、ネットサービスが13~89チャンネルにあらかじめ設定されている。
2009/10/09, 日経産業新聞, 4ページ

 テレビのネット機能はPCや携帯が使えない層のインターネット利用者を増やすよいしくみだと思いますが、メジャーブランドメーカーのテレビに組み込むのは大変でしょう。そこで、OEMメーカーなどに着目した点はよいと思います。メジャーブランドメーカーもすぐに対応するでしょうね。

電子書籍端末「キンドル」日本上陸、アマゾン、世界展開。

 【シリコンバレー=田中暁人】インターネット小売り最大手の米アマゾン・ドット・コムは7日、日本を含む世界100カ国以上で電子書籍端末「キンドル」の販売を開始したと発表した。英語の書籍配信サービスを先行して展開するが、将来は「日本語など各国言語の書籍配信も展開する」(ジェフ・ベゾス最高経営責任者=CEO)考えだ。まずは端末発売と英語版の書籍配信サービスで各国に「足場」を作り、電子書籍の世界標準を目指す。
2009/10/08, 日経産業新聞, 3ページ

 先日、電車で隣に立っていた外国人がキンドルで書籍を読んでいました。こちらは2センチくらいある重い本です。これは羨ましかったです。以前、ソニーのリブリエを使ったことがありますが、結構読みやすかったです。十分実用に耐えるものでした。コンテンツの流通がなかなか進みませんが、これを突破口にぜひ普及してほしいですね。

ヤフー、ネット閲覧、TV視聴画面で、メーカーに搭載交渉。

 ヤフーは7日、利用者がテレビを視聴しながらテレビ画面上でインターネットのコンテンツを閲覧できる「TVウィジェット」を始めると発表した。すでに米ヤフーが米国内で提供しているサービスで、日本でも展開する。ただ同サービスを提供するにはテレビにソフトウエアを組み込む必要があるため、ヤフーは今後メーカーと交渉する。
 ソフト搭載のテレビが発売され次第、サービスを始めるが、早くても2010年後半になる見込み。米国ではソニーなどのテレビに搭載されており、今年1月からサービスが始まっている。
2009/10/08, 日経産業新聞, 6ページ

 これもテレビのインターネット機能ですが、メジャーブランドのテレビメーカーも間もなく対応するでしょうね。

 富士通、要件定義を統一、システム構築、事前擦り合わせ、仕様変更防ぐ。

 富士通は7日、情報システムを構築する前に顧客企業とシステムの仕様を擦り合わせる「要件定義」の手法を全社で統一すると発表した。要件定義の完成度を高めることで、設計・開発工程での仕様変更を未然に防ぎ、年間数億円程度のシステム開発コストを削減する。
2009/10/08, 日経産業新聞, 8ページ

 要件定義のフェーズは経験や業務知識が重要で難しいフェーズです。富士通のような大手でも要件定義は標準化はこれからということですが、逆に規模の小さいソフト開発会社で業界に特化したところは得意かもしれませんね。大手はなんでもやるので難しいということでしょう。

NECのシンクライアント、東京海上日動に3万台、在宅勤務など容易に。

 NECは東京海上日動火災保険に、情報漏洩(ろうえい)を防ぐためサーバー側で集中して情報処理を受け持ち、社員の端末にはデータを保存しない国内最大級のシンクライアントシステムを納入すると発表した。既にシステム構築を開始、2010年半ばには約3万台のシンクライアント端末を利用可能にする計画。
 東京海上日動は、シンクライアントシステムを導入することで在宅勤務などを容易にし、新型インフルエンザなどへの対策も強化する。従来、社員がパソコンを社外へ持ち出す場合などには、セキュリティー対策を徹底していたが、シンクライアント端末を活用することで管理の負荷を大幅に軽減できる見込み。
2009/10/07, 日経産業新聞, 7ページ

「クラウド」対応、ネット専用端末、日本HP、クライアントで初。

 日本ヒューレット・パッカード(HP)は5日、インターネット閲覧専用のデスクトップ端末を発売したと発表した。ネット経由で各種アプリケーションを利用できる「クラウドコンピューティング」に対応する端末として、記憶装置を持たない通常のシンクライアント端末よりもさらに端末側の機能を絞り込んだ。ネット閲覧専用のクライアント端末は業界でも初めてという。世界に先駆けて日本で発売する。
2009/10/06, 日経産業新聞, 3ページ

 2つの記事はシンクライアントの記事です。クラウドを構成する要素でサーバーと並んで端末も重要な要素ですね。昔ホスト端末のダム端とUnixのターミナルは使ったことがありますが、ここ10年はPC以外使ったことがありません。確かにシンクライアントだけでことは足りますね。

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